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2013年5月13日

小冊子を配布しています

松井歯科クリニックでは、当院の治療方針や歯科治療にまつわる情報を掲載した小冊子を配布しています。「虫歯予防」のお話や「歯周病の正体」などさまざまなテーマがありますので、お気軽にお問い合わせください。

また、当HPを小冊子形式にまとめたものを以下のボタンからダウンロードできます。

小冊子「はじめての方へ」~松井歯科クリニックの想い~
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私たちと一緒に働きませんか?

完全予約制・予防歯科・高い消毒滅菌レベルを兼ね備えた、女性インテリアコーディネーターのセンスが光る、素敵な歯科医院で働きませんか?先輩の歯科衛生士がきちんと指導いたします。

~ 歯 科 衛 生 士 募 集 の ご 案 内 ~
松井歯科クリニックはこんな歯科医院です

安全・安心・快適な職場環境を整えています
スタッフのみなさんが安心して治療にあたれるように、総合病院並みのクラスB滅菌システムを導入しています。院内感染防止策は徹底するにこしたことはないのですが、ここまで行っている医院はそう多くないと思います。建物、設備がキレイなのも大切かと思います。院内は女性のインテリアコーディネーターがコーディネートしていて、女性目線の工夫があちこちにあります。またアロマを焚いているため、病院の匂いがなく快適だとスタッフにも好評です。

安全・安心・快適安全・安心・快適安全・安心・快適

笑顔で接する、チームで働く
おじいちゃん・おばあちゃんから小さなお子さままで、当院にはたくさんの患者さまが訪れます。不安を抱えて来院する人、おしゃべりが大好きな人、なかなかお話をしてくれない人。いろいろな方がいらっしゃいます。それでも、縁あって来院していただいた患者さまには、気持ちよく長く通っていただきたい。だからこそ、当院は快適な空間と人の感じる心地よさにこだわっています。

スタッフの笑顔や明るい声は心地よさのバロメーターです。スタッフには、常に笑顔を絶やさず、そして、誰もが「チームメンバー」だと思って働いてほしいと思っています。歯科事業は患者さまをサポートする事業です。当院の考えや方向性を理解され「ここで働きたい」と思われる方は、ぜひご応募ください。お待ちしています。

安全・安心・快適安全・安心・快適安全・安心・快適

採用条件

医院までお問い合わせください。
TEL:0827-83-0170

患者さまと向き合うために

患者さま一人ひとりにきちんと向き合い、質の高い治療を提供するため、当院は「完全予約制」にしております。そのため、急患の患者さまには基本的に対応することができません。

予約制

痛いときにすぐ診てくれて、治療がすぐ終わるのがよい歯科医院
痛くて困っているからどんな人よりも優先するのが人情味のある歯科医院

そう考えている方は、当院の「完全予約制」について、あれっ?と思われるかもしれません。

私たち歯科医師の仕事は、待合室にあふれた患者さまを、ただ流れ作業のように右から左へと治療していくだけでは決してないと思っています。一人でも多くの患者さまに質の高い、そして安全な治療をきちんと提供するために、患者さま一人ひとりに時間をとって、誠意を持って向き合う診療に心を注ぎます。

「完全予約制」そこには自分自身の反省があります完全予約制
開業して間もない頃、患者さまが望むのなら、と急患も受け入れ、来る日も来る日もたくさんの診療を行っていました。当時のスタッフは私と衛生士が1人、そして妻の3人体制。ひっきりなしに訪れる患者さまの処置にてんてこ舞いで、誰もが心身ともに疲れきっていました。それでも患者さまには院内の事情など関係ありません。私たちは、期待に応えようと精一杯努力しました。

しかし、日を追うごとに自分自身、一人ひとりの患者さまに対して対応がそっけなくなり、患者さまも満足していないのでは?と感じるようになってきました。このままではいけない。私は、自分が"やれること"と"やれないこと"をはっきりさせようと決心しました。

歯科治療は責任ある仕事です。「完全予約制」にこだわるのも、このときの反省があるからです。現在当院に通う多くの患者さまは、治療もその結果にも満足してくださっていると感じています。きちんと向き合う治療、それこそが患者さまのためになる。そう信じて私は日々診療にあたっています。

経歴

院長 松井 宏司院長 松井 宏司

経歴
2002年3月  福岡歯科大学 卒業(サッカー部所属)
2002年5月  山根歯科医院 勤務(広島市)
2006年6月  坂本歯科 勤務(呉市)

受講したコース
JIADS ペリオ・補綴・エンドコース 受講
JIADSクラブ会員ITIインプラントベーシックコース 受講

審美治療(クラウン:前歯)

項目 イメージ ワンポイント 美しさ 耐久性 価格(税込)
ジルプレス オールポーセレン ・人工ダイヤモンドにも使用される最高ランクの強度のあるジルコニアを使用
・ジルコニアの上からセラミックスを加熱加圧成型
◎ ○ 121,000円
硬質レジン プラスチック前装冠 ・金属の骨格を土台にプラスチックを使用
・永年使用すると変色し、すり減りやすい
△ △ 保険適用
(3割負担の方で約5,000円)

審美治療(クラウン:奥歯)

項目 イメージ ワンポイント 美しさ 耐久性 価格(税込)
ジルプレス ポーセレンクラウン ・人工ダイヤモンドにも使用される最高ランクの強度のあるジルコニアを使用
・ジルコニアの上からセラミックスを加熱加圧成型
◎ ○ 121,000円
ジルコニアPure Pearl メタルセラミック ・人工ダイヤモンドにも使用される最高ランクの強度のあるジルコニアを使用
・臼歯部の使用が望ましい
○ ○ 色付けなし
66,000円
色付けあり
88,000円
ジルライトクラウン メタルセラミック ・人工ダイヤモンドにも使用される最高ランクの強度のあるジルコニアを使用
・臼歯部限定
○ ○ 33,000円
※色指定限定のため細かな色合いは再現できません
ハイブリッドレジン
(小臼歯のみ)
硬質レジンクラウン セラミックの硬さと樹脂の粘り強さを併せ持つ ○ △ 保険適用
(3割負担の方で約7,000円)
金属のクラウン 保険のクラウン いわゆる銀歯。一般的によく使われる素材で、主に銀・パラジウムを用いた合金。 △ ○ 保険適用
(3割負担の方で大臼歯約4,000円、小臼歯約3,500円)

保険治療と自費治療はココが違います

保険治療は費用面の負担が少なくて、自費治療は高額。これが一般的なイメージだと思います。しかし、どこに違いがあるのか、みなさまはご存知でしょうか?

自費治療と保険治療の違い

歯科医療の保険診療報酬は、日本は欧米と比べて20分の1程度におさえられています。保険治療では決められた材料しか利用できません。治療方法も制限されます。そのため、質の高い材料を使ったり、じっくり時間と手間をかけたりすることが難しいのです。また、患者さまの状態によっては、十分な治療を保険内で行うことが難しい場合もあります。

自費治療の場合は費用が高くなりますが、使用できる材料に制約がなくなります。また治療に十分な時間と手間をかけることができます。

保険治療と自費治療の違いは材料や治療法のみだと考える方も多いのですが、実は「治療のていねいさ」に関わる部分も大きく違ってきてしまうのです。

型採りの違いについて

型採りの違いについて精度の高い治療を行うためには、正確な歯型を採る必要があります。このときに使用する素材は、保険治療と自費治療で異なります。

保険治療で使われている素材について
通常、保険治療で使われている素材は、食品の寒天と同じ海草からできています。寒天素材は性質上、時間の経過や少しの温度変化により変形しやすく、千切れやすいという欠点があります。安全な素材ですが、その分精度が悪くなるため、詰め物や被せ物に隙間や段差が生じることがあります。その結果また虫歯になり、詰め物が外れてしまったり歯周病が進行してしまったりといったリスクがあります。

自費治療で使われている素材について
自費治療で使われている素材は、シリコンを利用した型採りを行うことができます。シリコン素材は変形することがほとんどなく、千切れにくい素材です。さらに、その高い精度を、型を採った2~3日後でも保つことができます。

そのため、型を使って製作する詰め物や被せ物の適合精度が非常に高くなります。限りなく隙間のない補綴物を作ることができるため、保険治療と比較して、再治療のリスクを抑えることができます。結果として、自費治療の方が長持ちするといえます。

使用する材料の違いについて

使用する材料の違い療詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)は歯の一部として、常にお口に入っている物です。

材料に求められることは
●生体安定性のよさやアレルギー反応が少ないこと
●天然の歯に近い硬さを持ち、なるべく長期にわたり安定して利用できること

しかし正直なところ、保険で使用できる材料は、生体安定性やアレルギー対応、硬さなどの条件が十分に満たされているとはいいがたいのが現実です。

自費治療の特徴
●見た目が白く美しい
●プラークも付きにくい「セラミック素材」を使用できる
●土台部分にも、歯根が割れてしまうリスクが非常に少ない材料を使うことができる

接着剤などにも違いがあります
被せ物を歯に装着する接着剤には、さまざまな種類があります。保険治療で広く使用されている接着剤は、残念ながら長期間の使用で唾液により溶解されることがあります。そのため、被せ物が外れてしまったり、接着剤が溶けた隙間から細菌が入り込み、虫歯になってしまうケースもあります。

当院の自費治療では、より接着力が高く、耐久性が優れている接着剤を使用しています。こういった1つひとつの材料や処置の違いが、歯をより美しく長持ちさせるために、大きな役割を持っているのです。

技術や技工に時間をかけることができます

保険治療と自費治療当院で被せ物や詰め物といった補綴物の製作をお願いしている歯科技工士は、どの方も優れた技術を持っています。しかし、保険適応の補綴物を作る場合は、ある程度の時間内で製作せざるを得ません。

それに比べて自費治療の被せ物の場合は、手間をかけてていねいに作ることができます。その分費用も高くなりますが、結果として質が高く変形の少ない材料を用いて作業することが可能ですし、精度の高い治療を行うことができます。

また当院では、精密な自費の補綴物の場合は、より信頼できる技術力の高い技工士に依頼しています。

保険治療と自費治療の違いは、"費用"や"銀歯と白い歯"などの差だけではない
噛むという機能面はもちろん、見た目のよさという審美面においても、治療結果が長持ちする自費治療と保険治療とでは大きな差が出てきます。みなさまも、ぜひ価格だけにとらわれず、将来的な歯の健康や美しさを考慮して、治療をお選びください。

当院について

急患は受け付けてくれますか?
自分の診療の間、子どもが心配です
駐車場はありますか?

急患は受け付けてくれますか?

当院は完全予約制の歯科医院です。飛び込みで来院された患者さまの治療は基本的にお引き受けしていません。まずはお電話をお願いします。

自分の診療の間、子どもが心配です

当院には保育士の資格を持ったスタッフがいますので、ご安心ください。多くのお子さまが待合室でほかの患者さまと一緒に楽しく過ごされています。

駐車場はありますか?

敷地内に駐車場を完備していますので、ご安心ください。

入れ歯が合わないとお悩みの方へ

当院では、患者さま一人ひとりのお口に合った、丈夫で快適な入れ歯をお作りしております。

入れ歯が合わないとお悩みの方へ

「入れ歯が痛くて食事ができない」「すぐにズレてしまう」「物が挟まって不快」
こうしたトラブルで「入れ歯は合わないもの」とお感じの方はいらっしゃいませんか?

入れ歯はお口にとっては異物、しっくりしないのは当たり前です。それでも、その違和感は少なくすることができます。噛み合わせや顎の大きさに合わせて正確な診断を行えば、自然で一体感のある入れ歯を作ることができます。当院では、患者さまのご要望に合わせた、丈夫で快適な入れ歯作りを心がけています。

痛みや不快感は我慢せずに
当院では入れ歯をセットした翌日、もしくは2日後に、確認のためにご来院をお願いしています。しかし、装着したときに痛みやズレ、不快感などを感じたら、我慢をせずにすぐにご連絡ください。歯肉の腫れなどを見ながらていねいに調整いたします。ご心配なことがありましたら、遠慮せずにいつでもご連絡ください。

患者さまにぴったりの入れ歯をご提案します

入れ歯当院では、患者さまの噛み合わせやご予算に合わせて、最適な入れ歯をご提案しています。保険適用のリーズナブルな入れ歯はもちろん、自費でお作りする金属床タイプなど、さまざまなものがあります。

おでかけの際は、目立たないタイプがおすすめ
たとえば、普段使い用に保険適用の物でまずひとつ作り、お出かけ用には目立たないタイプの入れ歯をお作りするという患者さまもいらっしゃいます。

入れ歯の種類について

【ノンクラスプデンチャー】目立たない部分入れ歯ノンスクラプデンチャー
●金具を使っていないため目立ちにくい
●修理が難しく、壊れたら作り直しが必要
●安定感にやや欠ける

金具を使わない部分入れ歯。柔らかい素材を使用するため、装着時の違和感が少なく、曲げても割れることはありません。歯ぐきと同じピンク色をしているので、装着しても目立ちにくい入れ歯です。

【金属床の入れ歯】厚みが気になる方へ金属床
●床部分が大変薄く、違和感を感じにくい
●素材には、チタン、コバルトクロム、白金加金などがある
●熱伝導率が高いので、食べ物の温度を感じやすい

上顎に触れる義歯床部分が、金属でできている入れ歯です。入れ歯の厚みが気になる方におすすめしています。歯科用プラスチックで作る場合に比べ1/2~1/3の厚さで仕上げることができます。保険適用の入れ歯に比べると床部分が大変薄く、違和感がほとんどありません。

【保険義歯】初めての方へ保険義歯
●初めての入れ歯にオススメ
●安価で入れ歯を製作できる
●壊れても修理することができる

保険が適用できるプラスチック素材を使った入れ歯です。費用を安く抑えることができるため、初めて入れ歯を作るときは、保険義歯で入れ歯に慣れていただくことをおすすめします。

歯医者さんに慣れることから始めよう!

「子どもが嫌がるので、なかなか歯医者に連れて行けない」という方はいませんか?最初から"歯医者さんが大好き"というお子さまは、まずいないと思います。でも、ご安心ください。

小児矯正

当院には保育士の資格を持ったスタッフが在籍しています。お子さまの治療にも積極的に取り組んでいるので「歯医者さんは初めて」という小さな患者さまもたくさんいらっしゃいます。最初はこわごわでも大丈夫。まずは私たちと仲よくなりましょう。

治療は不安なキモチが消えてから
歯医者は、怖い人でも怖い場所でもありません。いきなり治療を始めるなんて乱暴なこともしません。まずは、歯医者さんで使う器具のトレーニングから始めましょう。お子さまが怖いと感じたり、不安な気持ちがなくなるまで、お子さまのペースに合わせてゆっくり治療を進めます。だんだん歯医者さんに行くことが好きになる、そんな雰囲気づくりをしています。

急ぐ必要のない状態だったら、無理に治療しないことも

小児歯科急ぐ必要のない状態だったら「また今度にしましょう」ということもあります。大切なのは「歯医者さんは怖くない」ことをお子さまにきちんとわかってもらうことです。

嫌がるお子さまを無理に治療しないことも、そのひとつです。診察中にお子さまが口を堅く閉じてしまうのは、診察室が怖い場所だと感じるから。お子さまが歯医者さんに気を許すと、進んでお口を開けてくれるようになります。

つい先日も、4歳のお子さまが1年かけてやっと治療を終了しました。お口を自ら開けてもらうまで半年かかりましたが、お子さまのペースに合わせていけば、どんなお子さまでもできるようになります。親のペースに子どもを合わせようとすると、ずっとできないままです。
私たちも、そして親御さんも、忍耐強く見守ることが大切です。

頑張ったら「よくできたね」と声をかけます
自分から大きな口を開けてくれたり、最後まで頑張って治療を受けてくれたら「よくできたね」と声をかけます。お子さまは、どんな小さなことでも褒められるとうれしく感じます。苦手意識も少しずつ克服していきます。頑張って治療を受けることができるようになったら、歯医者に通うことが楽しくなるまで、もう一息です。

家族みんなで褒めてください
診療中、ご家族の方はユニットへの出入りは自由にしていただけます。親御さんもご兄弟も、ぜひお兄ちゃんや妹さんの頑張っているところを見てあげてください。本人もご家族の顔が見えるので、安心して治療に臨めるし「みんなが見てるから頑張らなきゃ」という気持ちで一生懸命治療を受けてくれます。きちんとできたら、みんなで褒めてください。お子さまは褒められることで、歯を大切にする気持ちが芽生えていきます。どんなことでも結構です。たくさん褒めましょう!

お子さまの噛み合わせが気になる方へ【小児矯正】

小児矯正悪い噛み合わせをそのままにしておくと、噛む機能がうまく働かず、体や顔の歪みの原因になることもあります。お子さまの将来の健康のためにも、体にも費用にも負担が少ないうちに「子どもの矯正」をご検討ください。

矯正を始めるタイミングは?
治療を開始する時期は、噛み合わせの状態にもよりますが、効率的に改善させるためにも、できるだけ早めの治療がよいと考えます。歯型を採ることができるなら、3歳からでも始められます。お子さまの歯並びが気になりましたら、なるべく早く相談されることをおすすめいたします。

子どもの虫歯は減った?増えた?

平成13年の調査で虫歯がある小学生は全体の約76%、それに比べ現在は約57%。この10年で約20%も虫歯になるお子さまが減っているという報告があります。しかし、本当に減ったのでしょうか?現在、日本の12歳児の平均虫歯数は1.2本ですが、中学、高校と成長するにつれてその数が多くなっているのが現状です。

学校の検診で虫歯0だといわれたのに...小児歯科
「学校の検診で虫歯0だといわれたのに、調べてみたら5本も虫歯があった」これは本当の話です。虫歯は学校検診では見つけにくい歯の隙間にできることもあり、レントゲンを撮ってみないとわからないことが多くあります。

虫歯があることに気がつかないで、知らぬ間にひどくなってしまったら、そのぶん治療も大変になるし、お子さまも痛い思いをしてしまいます。

◎歯の状態をきちんと知る
◎歯の健康をきちんと保つ
◎定期検診で健康な歯を作る

検診で虫歯がないといわれたお子さまも、健康チェックのつもりで一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?

お子さまの歯を守るための小児歯科

お子さまが虫歯になって治療を受けるということは、お子さまに苦痛を与えているということです。仮に虫歯になってしまったとしても、私たちはお子さまに苦痛を与えないように努力します。でも治療の前に、少しずつでもよいので予防に目覚めてください。また、ご自身のお子さまには「虫歯にさせたくない」と思ってください。

親子で受けてみましょう【唾液検査】唾液検査
唾液検査は、虫歯のなりやすさを調べる検査です。虫歯の原因となる唾液の中のミュータンス菌とラクトバチラス菌の量を調べて、虫歯のリスク判定を行います。

◎ぜひ親子で受けてみてください

虫歯予防のために【定期検診】定期検診
虫歯を予防するためには、毎日の歯磨きが大切です。しかし、それだけでは十分とはいえません。お口の中を定期的に観察し、クリーニングやフッ素塗布を行い、虫歯の原因を取り除き、歯質を強化することをおすすめしています。

◎歯磨きはお口の健康を守る基本です
◎歯ブラシの握り方や動かし方をていねいに教えます
◎正しい歯磨きをしっかりと身に付けましょう

歯のクリーニング【PMTC】PMTC
虫歯予防のクリーニングとしておすすめです。歯の表面に付着したバイオフィルムや食べカスを、シリコンゴムの器具やペーストを用いてクリーニングしていきます。

◎痛みを感じないので、お子さまも安心して受けられます

若々しく健康的な印象は口元から

「笑うと銀歯が見えて気になる」「歯や歯肉の色が気になる」そういったお悩みを解決するのが審美治療です。歯は美味しく食べる機能とともに、外見や顔の印象を左右する要素も持ち合わせています。
審美治療

機能性と審美性の両面に焦点をあて、患者さまの希望に合わせて口元の健康と健康美を高めるのが、当院の考える審美治療です。清潔で美しい歯並びは、若々しい印象を与えるだけでなく、お口の健康そのものにもよい効果をもたらします。

人工歯の種類と特徴について

人工歯被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)などは、さまざまな種類を揃えていますので、患者さまの歯の状態とご予算やご要望を伺いながら、最も適した素材による治療をご提案します。

メタルフリー素材で虫歯再発のリスクを軽減
当院では、金属アレルギーを引き起こす恐れがなく、安心して長期間利用できる、メタルフリー素材による治療をおすすめしています。中でも自然な白さと強度を併せ持つセラミック・樹脂系素材は、表面に汚れや細菌が付きにくく、虫歯再発のリスクを最小限に抑えることができます。

ポーセレン(セラミック):インレー・クラウンポーセレン
ポーセレンはセラミック素材(陶器)でできている人工歯です。歯の先端まで透明感が出せるため、前歯など目立つ部分に最適な素材です。全体的に透明感があり、本物の歯に近く自然で豊富な色調が再現でき、周囲の歯の色と馴染ませることができます。また、耐久性にも優れているため、前歯だけでなく、奥歯の治療にも使うことができます。

●審美性に最も優れている
●前歯の治療に非常に適している
●金属を使用しないためアレルギーが起こりにくい
●強い力がかかると欠けることがある

ジルコニアジルコニア
自然な美しさと強度に優れた「ジルコニア」は、人工ダイヤモンド素材の上からセラミックで覆い、しっかり焼き付けた人工歯です。自然な白さと強度があるため、奥歯を白くしたい方や歯ぎしりのクセがある方におすすめです。

●奥歯の治療や歯ぎしりをされる方に
●金属を使用しないためアレルギーが起こりにくい

金合金金合金
金合金は、天然の歯に近い硬さなので、奥歯に使う材料としては理想的で、長期安定が期待できます。銀歯に比べて金の含有量が多い人工歯なので、噛み合わせる相手の歯にも優しく、耐久性もあります。ただし、白い歯に比べるとどうしても目立ちますので、色をあまり気にしないという方には、長持ちする材料としておすすめしています。

ハイブリッド:インレー・クラウンハイブリッド
セラミックの硬さと樹脂の粘り強さがある材料で、それぞれの特徴を併せ持ち、自然な色合いと透明感があります。硬さも天然の歯に近い材料です。セラミックと比べて、多少ですが治療費を抑えることができます。短所は、プラークがつきやすい点と、長年使用していると若干水分を吸い込むために変色が起こる可能性があります。

●審美性に優れている
●金属を使用しないためアレルギーが起こりにくい
●経年変化による変色が起きやすいため、メンテナンスが欠かせない

自分の歯に限りなく近い嚙み心地【インプラント治療】

永久歯を失ってしまったとき、以前は入れ歯やブリッジが一般的でしたが、ここに「インプラント」が加わり、患者さまは3つの治療方法から選べるようになりました。

インプラント治療

インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込み、その上から人工の歯を装着します。隣の歯を削らないので、ほかの歯に負担もかからず、見た目の美しさ、機能的にも優れています。すでに30年以上の治療実績があり、現在では、インプラントを第一選択にする方も増えています。

インプラントの最大のメリットは"自分の歯に近い噛み心地"
インプラントは、入れ歯では食べにくかった堅いおせんべいなどもバリバリと美味しく食べることができます。また、部分入れ歯やブリッジのように、ほかの健康な歯を削る必要がないのも、大きなメリット。見た目も天然の歯と同じですから、大きなお口をあけて大声で笑うこともできます。

<インプラントの特徴>
●噛んだときの感触、噛み応えが自分の歯に限りなく近い
●残っている歯や健康な歯に負担をかけない
●審美性・機能性に優れている
●違和感がないため、食事も会話も自然にできる

インプラントを長持ちさせるために

インプラント当院では、まずインプラント治療を行う前に、患者さまのお口の中の環境を整えます。歯周病や虫歯の治療などを行い、状態がよくなってから治療を行います。また、長く安定してお使いいただくうえではメンテナンスがとても大切となるため、定期的なメンテナンスを必ずお受けください。

インプラントの天敵は歯周病です
インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲の歯肉は歯周病に感染することがあります。治療が成功しても、歯周病に感染してしまうとインプラント歯周炎を引き起こし、インプラント体が脱落してしまうことがあります。そのため、必ずメンテナンスが必要です。

当院ではメンテナンスをしっかりと受けていただくことを条件に、インプラントの5年完全保証を行っています。

インプラントの費用はこちら

インプラント治療の流れ

1.インプラント相談(無料)
現状のお困りのこと、インプラント治療によって改善できること、期間・費用の概略についてご説明いたします。
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2.精密検査・診断(口腔内の精密検査が必要な場合は¥5,000~20,000)
診断に必要な歯型を採り、CT撮影時にはめるマウスピースの製作を行います。その後、適合の確認とはめる練習をしていただきます。また、現状の歯の写真・その他の診断に必要な資料の検査を行います。インプラント治療の成功は口腔内環境のよさが重要ですので、全体の歯周病の状態・周辺の歯の状態も検査します。
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3.インプラント治療の計画の説明(カウンセリング無料:CT撮影¥13,000~18,000)
提携先の総合病院にてCT撮影をしていただき、それらのデータに基づき診断を行い、治療計画・流れ・期間・費用・リスク・治療後の保証・メンテナンスなどを詳しくご説明いたします。
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4.インプラント埋入手術(1次オペ:オペ料¥250,000)
ケースにもよりますが、インプラント手術はそれほど難しいものではありません。「親知らずを抜く」ときと同じような処置で、手術に伴う痛みも同程度です。当院では全身麻酔は使わず、歯を抜くのと同じように局部麻酔で手術を行います。処置は1~2時間で終わりますし、手術後の腫れについても2~3日程度で、ほとんどの方は気にならなくなります。
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5.挿入したインプラントを定着させるための保定期間
1次手術から約3か月で、インプラントと骨が結合します。
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6.アバットメントの装着・歯の製作
(2次オペ:¥20,000~40,000/歯型採り:¥3,000+土台製作¥30,000)
埋入したインプラントにアバットメント(接続部品)を装着し、最終的に使用していただく歯の製作に入ります。
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7.歯の装着(人工歯:¥55,000~110,000(治療メニュー参照
最終的な人工歯を装着します。
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8.経過観察・メンテナンス (PMTC:月1回:¥5,000)
専門の機器を使用し、歯に付着したプラーク(歯垢)やステイン(着色汚れ)を徹底的に除去するPMTCを行います。お口の状態を清潔な状態に保ち、歯がキチンと機能しているか、頬などを噛むことがないか、話しにくくないか、などをチェックします。

インプラントは、歯磨きなどのお手入れをきちんと行っていれば、とても長持ちします。より長く自分の歯のように使用するためにも、治療終了後の定期的なメンテナンスをお願いしています。

骨が十分でない方もご相談ください

インプラント治療歯周病の進行などにより、骨の量が不足しているとインプラント治療は難しいとされています。しかし、骨の量を増やすことで治療が可能となります。

サイナスリフト
上顎の骨が少ない場合に行う手術です。上顎の奥歯の上方に「上顎洞」(サイナス)という空洞があります。骨の厚みが5mm以上の場合は問題ありませんが、それ以下だとインプラントを埋入しても突き抜けてしまうため治療ができません。そこで、サイナスリフトで上顎洞を引き上げ、そこにできたスペースに補填材を填入し、骨を作っていきます。なお、骨が安定するまでには、おおよそ4~6か月かかります。

GBR:Guided Bone Regeneration
GBR(骨誘導再生)法とは、欠損した部分の骨組織の再生を促す治療方法です。骨が不足している箇所を特殊な膜で覆い、骨を作るスペースを確保します。その中に、骨のもととなる素材を詰め、骨の再生を促します。骨の再生速度には個人差がありますが、一般的には8か月程度で再生されるといわれています。

骨移植
日本の厚労省が認めた人工骨を使用する方法と患者さまご自身の骨を使う方法があります。自身の骨を使う場合は、一般的に親知らず付近もしくは下顎の前方部分から移植する骨を採取します。

他院でのインプラント治療のお悩みも

インプラント治療通常、固定式であるインプラントは抜け落ちてしまうことはありません。しかし、インプラント歯周炎などによってインプラントがぐらついたり、抜け落ちたり、上部が取れたり欠けたりしてしまうこともあります。

当院では、他院などでインプラント手術を受けられた方のお悩みにも対応しています。痛みや違和感を感じている方は、まずはご相談ください。

歯周病は骨の病気です

テレビのCMで、歯ぐきが赤く腫れ上がったり、熟れすぎたトマトの上に歯がのって崩れ落ちたりするのを見ると「自分も歯ぐきから血が出る、腫れている、膿が出る。もしかしたら歯周病かな?」そんなふうに思われて来院される方がいらっしゃいます。そして多くの方は、歯周病は歯ぐきの病気だと思っています。

歯周病

しかし、歯周病は歯ぐきの病気ではありません。歯を支えている顎の骨が気付かないうちに溶けてしまう恐ろしい「骨の病気」なのです。骨が溶けてガタガタになると、歯ぐきもガタガタになります。そこにバイ菌が溜まって歯ぐきは赤く腫れ、膿んでくるのです。

歯周病の主な原因は細菌によるもの
歯と歯ぐきの間にできた「歯周ポケット」に汚れが溜まり、そこに歯周病菌が増えると歯肉が炎症を起こします。炎症が歯周ポケットの奥深くまで広がると、歯根膜や歯槽骨が細菌によって溶かされてきます。そのまま悪化すると骨は歯を支えきれなくなり、やがて抜け落ちてしまうのです。

手遅れにならないために、早期発見・早期治療を
歯周病は、静かに進行していく病気です。特に初期段階では、これといった症状を感じることはほとんどありません。そのため、歯科医院へ行くことが遅れがちになることがイチバンの問題です。歯がぐらついてきたと思って来院する頃には、すでに手遅れになっていることもあります。

日本人成人の80%が歯周病に感染している!?
厚生労働省の調査によると、日本人成人の80%が歯周病に感染しているという報告があります。もはや歯周病は国民病です。大切な歯を歯周病から守るためにも、早期発見・早期治療が何よりも重要です。気になる症状がある方は早めに検査を受けることをおすすめします。

歯周病を改善してから、治療がスタートします

歯周病治療当院では、初診時に歯周病の検査を行います。歯周病を放置したままでは、どのような治療を行っても、歯周病が進行すれば、歯が抜け落ちてしまうこともあります。応急的な処置は行いますが、本格的な治療は歯周病を改善してから行います。

骨や歯ぐきの状態が悪いまま治療すると...
ときどき「○○を治療してほしかったのに、いろいろ治された」とおっしゃる患者さまがいらっしゃいます。しかし、ご理解いただきたいのです。どのような治療も、歯の土台となる骨や歯ぐきの状態が悪くては、うまくいきません。また、正確な歯型を採ることができずに、人工歯を詰めたところに隙間ができて、そこに細菌が溜まり虫歯や歯周病の原因になる恐れがあります。

まずはきちんと歯周病を改善してから、治療を始めましょう。

全身の病気と歯周病の怖い関係

正しい生活習慣を身につけることが大切です全身の病気と歯周病
歯周病の進行には毎日の生活習慣が深く関わっていると考えられています。たとえば、喫煙や食生活、歯磨きの不足、ストレスなども、歯周病の進行に深く関係しているといわれています。歯周病の発生や進行を抑えるためには、健康的で正しい生活習慣を身につけることが大切です。

歯周病とさまざまな全身の病気との関わり合いも
歯周病はさまざまな全身の病気とも深い関わり合いがあることがわかってきました。歯周病の菌に感染していると、細菌が口から血管に入り全身に広がってしまいます。その結果、命に関わるような重篤な疾患を引き起こすリスクが高まってしまいます。

◎糖尿病
◎肥満
◎脳卒中
◎早産/低体重児出産
◎誤嚥(ごえん)性肺炎

歯周病治療の内容についてはこちら

定期的なメンテナンスが重要です

定期的なメンテナンスが重要

歯周病菌が感染する可能性は、お口の中を清潔に保つことで低くなります。普段のブラッシングの精度を上げることはもちろん大切です。

スケーリングやPMTCなどを定期的に受けましょう
普段の歯磨きでは難しい、歯石や歯周ポケットの中の汚れを取り除くスケーリングやバイオフィルムを除去するPMTCなどの治療を定期的に受けていただくことを、当院ではおすすめしています。

また、歯周病菌に感染していないか、お口の中が感染しやすい環境になっていないかといった口腔環境のチェックを定期的な検診で行うことも必要です。

歯周病の進行具合について

軽度歯周病軽度歯周病
歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)や歯石が溜まり、細菌が繁殖している状態。歯肉に炎症が起きているため、腫れや出血がみられます。

●ブラッシング指導を受けて、的確な歯磨きを行う
●1~2回程度のクリーニングで改善を目指す

中度歯周病中度歯周病
歯周ポケットが深くなると、骨の後退が徐々に進み歯がぐらつき始めます。口臭や出血もひどくなり、歯石の付着が目立ちます。

●歯周ポケットの奥に付着している歯石を除去
●歯周ポケットの深さが4mm以上の場合は歯周外科を適応

重度歯周病重度歯周病
歯肉が化膿によって真っ赤に腫れ、骨が破壊されて、歯がグラグラと大きく動くようになった状態です。

●重度の場合は歯周外科で対応
●保存ができないと判断された場合は抜歯

歯周病の治療方法について

歯周病の治療患者さまの状態に合わせ、歯周病の治療に有効なさまざまな方法をご提案いたします。

【歯肉切除】
歯肉の腫れがひどいときなどに行い、歯周病の悪化を防ぐために不要な歯肉を切除して縫合します。手術は比較的簡単で、短時間で行うことが可能です。

【歯周ポケット掻爬(そうは)術】
歯周ポケットを浅くする手術です。歯肉に麻酔をして、歯周ポケットの奥の歯石やプラークを除去し、深い歯周ポケットを浅くし、プラークが溜まりにくい環境を作ります。歯周ポケットの深さが3~5mm程度の比較的軽症の場合に行います。

【フラップ法(Fop)】
歯肉を切開して歯槽骨から剥離し、露出した歯根に付着したプラークや歯石を除去します。歯槽骨の清掃やダメージを受けた歯肉組織の除去なども必要に応じて行うことで、歯肉を元の状態に戻します。

【再生治療】重度の歯周病でも抜歯せずに治療する

再生治療重度の歯周病になると「抜歯して入れ歯」が一般的な治療法です。しかし、歯を残したいと願う患者さまのために、当院では失われてしまった骨を再生させる「再生治療」を行っています。

これらの方法は非常に高度な治療技術を要するため、歯科医師なら誰でもできるという治療ではありませんが、当院院長は、JIADSの再生療法コースを修了しております。どうぞご安心して治療のご相談にお越しください。

GTR(骨再生誘導法)
歯周病によって失われた骨の部分に、医療用のゴアテックスの皮膜を被せ、骨を再生させる治療方法です。まず、歯周ポケットの汚れを取り除き、歯肉の入り込みを防ぐために、メンブレン(特殊な人工膜)を入れます。これにより歯槽骨や歯根膜が回復するスペースが保持されます。歯肉が再生すると歯槽骨もゆっくりと回復し始めます。歯肉が再生したら、メンブレンを再手術して取り除きます。

◎広範囲での再生が必要な方に最適

エムドゲイン(歯周組織再生誘導材料Emdogain)
欧米人に比べて日本人の歯肉は薄いため、GTR法の手術が難しい場合があります。そこで、これに代わる治療法として研究・開発されたのが、エムドゲイン法です。治療方法は、歯周ポケット内部の汚れや細菌を取り除き、エムドゲインゲルを注入し、歯周組織を再生させます。1回の治療で効果が現れ、再手術の必要はありません。

◎再生できる範囲が狭まるため、広範囲での再生には適さない

エムドゲインとは?
スウェーデンのビオラ社で開発された、子どもの成長期には欠かせないたんぱく質の一種。感染症などの報告もなく、安全で治療効果が高いとされ、世界中に普及しています。

歯の修理(治療)は3回までが限度です

「治療をしたはずの歯が、何度も虫歯になってしまう」という方、治療をすればするほど虫歯になるリスクが高まることを知っていますか?歯の修理(治療)は3~4回までが限度です。治療を続けると歯はどんどん弱ってしまいます。

 予防歯科

「虫歯になったら保険で安く治療できるのに、お金を払ってまで予防をするのはちょっと...」

このような考え方をしていませんか?虫歯や歯周病になってしまってから歯磨きをきちんとするということは、高血圧になってから塩分を控えるのと同じことです。取り返しのつかない病気にならないために、生活習慣を見直したり人間ドックを受けたりするのと同じように、お口の中に関しても「病気を予防する」という意識を持つことが大切です。

「予防歯科」では、これまでの「痛くなったら歯科医院に行って治療してもらう」という考え方はありません。「歯科医院と協力して、自分の歯を一生保つために通う」という考え方に変えてもらうことが必要です。

世界の常識、日本の非常識
世界では予防のために、定期検診に通う人は80%以上、それに比べて日本はたったの3%です。この数字は何を意味しているでしょうか?わかりやすい例を挙げます。

80歳になったとき、アメリカ人は平均15本の歯が残っています。日本人は平均7本しか歯が残っていません。スウェーデンでは75歳の人で、平均約20本も歯が残っているのです。日本人の高齢者の歯の残存率は、ヨーロッパやアメリカに比べるととても低いのは事実です。

予防の重要性
●痛いときだけ歯科医院へ行くのは日本人だけです
●治療すればするほど虫歯や歯周病になりやすいのです
●失った歯は二度と戻りません
●歯は何回もの治療には耐えられません
●歯は治療しているのではなく修理をしているのです
●世界では治療よりも予防重視で、日本は30年も遅れをとっています
●フッ素だけでは予防になりません

予防といっても、どのようなことをすればいいの?

定期検診多くの方は「予防」といわれてもピンときませんよね?

虫歯や歯周病はバイ菌やウイルスによる感染症です。予防するためには、バイ菌の巣である歯石やバイオフィルムを取り除く必要があります。

虫歯にならないために、歯周病にならないために
日々の歯磨きは非常に有効ですが、こびりついた汚れを完全に落としきることはできません。歯科医院で行うクリーニングは、歯ブラシでは落とせない汚れをしっかり取り除くことができます。そして、歯ぐきの中に隠れた歯石やプラーク(歯垢)を除去することが、さまざまなトラブルを未然に防ぐことにつながります。

まずは、3か月ごとの定期検診でよい状態を保つ
治療した歯の状態を長くよく保つためには、メンテナンスが不可欠です。当院では専任の歯科衛生士が患者さまのお口の状態をチェックしながら、クリーニングを行います。ユニット(診察台)も予防専用の物を揃えています。日頃から衛生士は虫歯や歯周病の予防についてきちんと勉強し、知識や技術の向上に努めています。みなさまの治療後のお口の健康を責任持って支えていきます。

まずは、治療終了後の定期検診をきちんと受けることから始めましょう。

予防歯科についてはこちら

予防歯科

当院の予防歯科では、患者さま一人ひとりのお口の状態を把握し、それに基づいたメニューを提供しています。

予防歯科

スケーリング、ブラッシング指導は通常の定期検診に含まれますが、よい状態をキープするためには、フッ素塗布やPMTCなどをプラスするとより効果的です。定期的な予防習慣を身につければ、結果的に患者さまの負担も軽減されます。

当院の予防歯科メニュー

親子で受けよう【唾液検査】唾液検査
唾液検査は、虫歯のなりやすさを調べる検査です。虫歯の原因となる唾液の中のミュータンス菌とラクトバチラス菌の量を調べて、虫歯のリスク判定を行います。この結果を踏まえ、患者さまがどういった虫歯になりやすいのかを検証し、一人ひとりに合わせた予防計画を立てることも可能です。お子さまの虫歯検査におすすめですが、ぜひ親子で受けてみてください。

カリエスリスクテスト◎虫歯のもとになるバイ菌について親子でチェック
◎自分やお子さまの虫歯リスクがわかる
◎虫歯に対する意識や歯を大切にする習慣が生まれる

◎カリエスリスクテストで調べる項目
・虫歯菌の数や性質
・虫歯を防ぐ唾液の量や性質
・酸性に傾いたお口の中を中性に戻す唾液の力
・食事回数
・砂糖摂取量
・生活習慣 など

毎日の歯磨きをレベルアップ【ブラッシング指導】ブラッシング指導
ブラッシング指導では、正しい歯ブラシの持ち方や当て方、動かし方を指導していきます。患者さまごとにていねいにブラッシングとデンタルフロスの指導を行うことで、きちんとした方法と知識を得ることができます。

◎正しい歯ブラシの持ち方が身に付く
◎ブラシの動かし方、当て方のレッスン

歯石やプラークなどを取り除く【スケーリング】スケーリング
歯の表面に付着した汚れは、毎日の歯磨きで落とすことができます。しかし、歯石は自分では取り除けません。スケーリングは超音波を使用して、歯肉や歯周ポケットに付着しているプラークや歯石などを取り除く治療です。

◎歯肉や歯周ポケットの汚れを除去
◎時間が経つと再付着するため定期的なケアが必要

お口を清潔で美しく【PMTC】PMTC
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)はプロによる歯のクリーニングです。毎日の歯磨きでは落ちない歯の汚れを、専用機器できれいにします。

歯磨きで落ちない汚れは「バイオフィルム」と呼ばれ、プラークや歯石が成長して、こびり付いた細菌の塊です。このバイオフィルムは歯周病や虫歯の温床になってしまう怖い汚れでもあります。

◎気持ちよさを感じるクリーニング
◎仕上がりはサッパリ、リフレッシュできる
◎歯の白さや健康な歯肉を取り戻すとともに、虫歯、歯周病の予防、口臭の改善などにも効果がある

フッ素を塗って虫歯に備える【フッ素塗布】フッ素塗布
フッ素には、歯の表面の質を高める効果や、細菌の活動を抑制させる効果があります。

フッ素を塗布するだけでは虫歯を防ぐことはできませんが、バイオフィルムを取り除くPMTCや定期的なクリーニングと組み合わせると、効果的です。

キシリトールフッ素塗布
キシリトールには、虫歯の原因菌が酸を作りにくくし、菌が増えるのを抑える効果があります。商品の中には、虫歯の原因となる酸を中和して歯の再石灰化を促進させるものもあります。

生涯に支払う医療費に約21%もの差

予防無料カウンセリング「80歳までに20本の歯を残そう!」という「8020運動」を知っていますか?

兵庫県歯科医師会の調べで、70歳までに20本の歯がある人とない人とを比べると、生涯に支払う医療費に約21%もの差があるそうです。

生涯で必要な医療費は平均で約2,200万円といわれていますから、その差額は462万円。歯が丈夫で健康なら約500万円もの大金を支払う必要がないという調査結果です。

日本では、治療には健康保険が使えますが、残念ながら予防は保険が使えません。それでも、その重要性は増していると思います。小さなうちから予防を身につけることは、必ず将来につながっていきます。

歯を抜かずに、残す治療【根管治療】

当院ではマイクロスコープを使った精密な根管治療を行い、歯を極力抜かずに残す治療に力を入れています。

根管治療

「神経を取ったのに、痛みを感じたり、歯ぐきが腫れたりしてしまう」
「虫歯が悪化して、抜歯するしかないといわれた」
「何度も根の治療をしているのに、再発してしまう」

歯を治療したあと、痛みや腫れがあっても、そのままにしていませんか?

歯を治療したあと、痛みや腫れがあってもそのまま放置してしまうと、歯の神経が死んでしまい、根の先に膿が溜まって歯ぐきが腫れてきます。こうなると治療が難しくなり、ひどいときは抜歯をしなければなりません。「根管治療」は、このように重症化してしまった歯の寿命を引き延ばすための治療です。

顕微鏡(マイクロスコープ)を用いたミクロレベルの治療

根管治療根管の形状は、一人ひとり異なるうえ、途中で曲がっていたり枝分かれしたりと非常に複雑です。また、根管内は細くて肉眼では確認がほとんどできません。そのため、根管治療を成功させるために必要なのは、ミクロレベルの高度な歯科技術です。

治療の精度を高める「マイクロスコープ」
マイクロスコープとは、歯を拡大して確認できる高性能な顕微鏡です。最大で肉眼の約20倍に拡大して処置ができるため、患部の状態をはっきり確認しながら、精度の高い処置を行うことができます。

当院で使用するマイクロスコープは、眼科や脳外科手術などで使用されているのと同等の精度で、より安全で正確な治療に大きな力を発揮しています。

マイクロスコープについてはこちら

根管治療の流れ

根管治療患者さまの歯の状態によって治療の手順や通院期間は異なりますが、大きな流れとしては次のとおりです。

まず、歯の神経が通っている管(根管)を専用器具を使い、汚れをきれいに取り除きます。その後、薬を詰めその上から詰め物を被せます。

この際、歯の根の感染部を完全に取りきらないと再発してしまいます。もちろん治療前にはしっかり麻酔を効かせて処理を行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。

根管治療の流れ
【1】虫歯になった部分を専用器具を使って除去する
【2】神経のスペースに治療しやすいように穴をあける
【3】リーマーという器具を使い、歯の根の感染部を除去する
  ※必要がある場合、抜髄(ばつずい)という神経を取る処理を行います
【4】炎症が起こっている根管の先まで薬を詰め、細菌感染を防ぐために根管を塞ぐ
【5】根管治療後の歯は、状態に合わせて適切な詰め物・被せ物を取り付ける

歯の治療は治すことではなく修理すること

歯の病気は、少しずつゆっくりと時間をかけて進行していきます。虫歯には予防が有効ですが、それでも虫歯になってしまったら、痛くなる前に早く見つけて徹底的に治療することが大切です。

一般歯科

歯は削ったり失ってしまうと、もとには戻りません。歯の治療は「治療=治る」ではなく「治療=修理」です。治療回数(修理)は、ひとつの歯に対して、頑張っても3回くらいまでが限度です。また、治療した歯の方が虫歯になりやすいのです。歯のダメージを少しでも軽くするためにも、きちんと治療を行ったあとは、虫歯にならない歯をつくるための習慣を身につけましょう。

麻酔が痛い、という不安を取り除きたい

麻酔「麻酔注射が痛かった」という経験をお持ちでしょうか?治療中の痛みを抑えるために使用する麻酔ですが、痛みに敏感な方は、この注射自体がストレスに感じてしまう方も多いと思います。

当院では、患者さまの感じる痛みや不快感をなるべく少なくするように工夫しています。

温めた麻酔薬を細い針でゆっくりと注入
なるべく痛みを感じさせないために、使用するのは歯科用注射針で最も細いタイプのみ。また、違和感を減らすために、麻酔薬は人肌に温めて注入しています。

電動麻酔で注入する量をコントロール
麻酔液は一気に注入すると痛みを感じやすくなるため、麻酔液をゆっくりと一定の力で注入する「電動麻酔」という特殊な装置を使ってゆっくりと行います。これによって麻酔を入れるときの痛み・不快感を抑えることができます。

表面麻酔でより痛みを軽減
麻酔針を注入する際の痛みがどうしても苦手という方には、表面麻酔も行っています。表面麻酔は塗り薬のように患部に直接塗り、皮膚や粘膜の知覚を麻痺させる麻酔法。針による「チクリ」とした痛みをできるだけ減らすことができます。

できるだけ削らない・抜かない治療

虫歯治療は「歯の修理」です。少しでも修理回数を減らし、歯を長持ちさせるためにも、当院では「できるだけ歯を削らない・抜かない」虫歯治療を心がけています。

十分なカウンセリングで納得の治療をできるだけ削らない・抜かない治療
虫歯の大きさによっては、止むを得ず削らなければならないこともあります。また、進行具合などによっては、ほかの歯への負担を考えると、抜いた方が将来的によい場合もあります。そのため、事前に十分なカウンセリングを行って、治療におけるメリット・デメリットをきちんと説明し、患者さまのご要望をお聞きしながら治療を進めていきます。

虫歯治療に入る前に、まず歯のクリーニング
痛みがあるときの緩和の処置は別として、すぐに治療をスタートすることは当院ではありません。虫歯治療に入る前に、まず歯のクリーニングを行います。歯に細菌や汚れが残っていると、治療を行ってもすぐに虫歯になるリスクが高まるためです。次に、検査で患者さまのお口の状態を把握し、治療方針のご説明と十分なカウンセリングを行います。これは適切な治療と予防を行うための最初のステップです。

歯のダメージを最小限にできるだけ削らない・抜かない治療
できるだけ削らない治療で歯のダメージを最小限に抑えることは、患者さまの歯にとって大切なことです。当院では(ご希望があれば)顕微鏡治療も行えるため、感染した部分のみを確実に取り除くことができ、削る量を最小限におさえることが可能です。また、神経は痛みを通じて虫歯を知らせてくれます。そのため、治療の際にはなるべく神経を残すよう努力しています。

抜歯が必要な場合は?
ほかの歯への影響や虫歯の進行状態によっては、抜歯が一番よいと判断する場合もあります。抜歯の必要があると判断した場合、必ずその理由を患者さまにきちんと説明し、同意を得られたのち、抜歯を行います。抜歯をした場合としない場合のメリット・デメリット、残した場合のリスクなどをきちんとお伝えいたします。その上でどうしても歯を残したいというお気持ちがあれば、ご相談ください。抜歯がベストな選択でもそのお気持ちにお応えすることができる場合もありますので、納得できるまでご検討ください。

補綴物の種類について

虫歯になったり歯がなくなったりしたときに必要な、人工的に作った歯のことを総称して補綴物といいます。ここでは当院で虫歯治療などに使用する、代表的な補綴物の種類と特徴について紹介します。

歯の詰め物(インレー)インレー
小さな虫歯がお口にできた場合は、その部分だけを削って、詰め物を入れます。なるべく歯の本来の機能を損なわないように、削る部分は最小限にとどめます。
1. 虫歯を取り除く
2. 形を整える
3. 歯型を採る
4. インレーを入れる

歯の被せ物(クラウン)クラウン
神経にまで届くような大きな虫歯の場合は、神経を取り、削った歯全体に冠を被せます。
1. 歯を削り形を整える
2. 歯型を採る
3. クラウンを入れる

ブリッジブリッジ
歯を失った場合に、元の噛み合わせを再現するために、両隣の歯と連結した形の冠を被せます。連結するときに両隣の歯を削って整えます。
1. 歯を削り形を整える
2. 歯型を採る
3. ブリッジを入れる

インプラントインプラント
歯を失って、両隣の歯を削りたくない場合は、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定することで、天然の歯とほぼ同等の機能を取り戻すことができます。
1. インプラントを埋入
2. 約3か月安定させる
3. 土台をつける
4. 人工歯を入れる

入れ歯(義歯)入れ歯
多くの歯を失った場合は、取り外しができる義歯を作ります。噛む力は、天然の歯に比べて3割ぐらいになってしまうといわれています。
1. 歯型を採る
2. 噛み合わせを決める
3. 試作品で最終確認をする
4. 入れ歯を入れる

歯にとって、一番よいのは?
なるべく治療をしないで済む状態をキープすることです。しかし、歯の病気は知らないうちに進行することが多いもの。早めの治療が歯への負担を減らし、その分長持ちさせることができます。お口の健康を維持するためには、何よりもきちんとしたケア、予防が大切です。定期検診を受けてお口の中を健康な状態を保つよう心がけましょう。

患者さまもスタッフも「安心・安全・快適」

当院は患者さまの安全はもちろん、ここで働くスタッフも安心して治療に取り組めるように、院内感染対策に徹底的にこだわっています。

感染対策

医療先進国ヨーロッパと同レベルの院内感染対策
滅菌・消毒・洗浄をする機械は、一般に使われている煮沸滅菌器ではなく、EN基準(European Standard)に準拠したゲティンゲ社製のウォッシャーディスインフェクターとクラスB滅菌器の卓上高圧蒸気滅菌装置ラピッドステリライザーを導入しています。これは、医療先進国ヨーロッパと変わらないレベルの院内感染対策で、患者さまに触れるものは、洗浄・消毒後、滅菌パックをしています。

また、お口の中・手指・診療台などの消毒には、酸化電位水と刺激の少ない薬剤を使用しているため、ほとんど薬品の臭いがしません。こういった院内感染対策は非常にコストのかかることですが、患者さまの安全とスタッフの安心には変えられるものではないと当院では考えています。

ウォッシャー ディスインフェクター

器材の洗浄・消毒を迅速に行う全自動の卓上型洗浄機です。診療後の器具を専用のケースに入れ、洗浄機に入れます。危険な手洗いからスタッフの安全を守り、器材の洗浄・消毒を確実に行います。

ウォッシャー ディスインフェクター
器具類を専用のケースに入れます
ウォッシャー ディスインフェクター
ケースごと洗浄します

卓上高圧蒸気滅菌装置ラピッドステリライザー

4回に及ぶプレバキューム工程で、滅菌パックに入れた器材などを滅菌する際に、細部まで蒸気が行き渡り、すべての微生物を死滅させます。世界基準を満たす高圧減菌装置です。

卓上高圧蒸気滅菌装置
ラピッドステリライザー
洗浄機から出したケースを
特殊なシートで覆い滅菌を行います
卓上高圧蒸気滅菌装置
ラピッドステリライザー
ケースに入らない器具はパックし、
滅菌器に入れて滅菌します

除染・滅菌用洗浄器ダックユニバーサル

ダックユニバーサル治療に使用するタービンやコントラには、内部にまで切削粉や唾液が付着します。このクリーニングのために当院が導入しているのが「ダックユニバーサル」です。精製水や電解水を用いて、タービンやコントラなどの内部まで完全に洗浄・滅菌します。

酸化電位水生成器

酸化電位水生成器酸化電位水は多くの細菌に対して優れた殺菌効果を持っています。しかし人に対しては無害なので、食品や厨房の衛生管理などにも利用されている安心・安全なものです。

薬品の臭いもしないため、お口や手指の消毒、機器・器具の消毒などに使用しております。

診療台の周りもクリーンに

診療台の周りは滅菌できないため、保護テープを貼り患者さまごとに貼り替えています。また診療後はジクロシアという薬剤を使って消毒をしています。

感染対策
各器具に保護テープを貼ります
感染対策
診療後、ていねいに消毒します
感染対策
刺激の少ない薬剤を
使用しています

手袋、紙コップなどはもちろんディスポーザブル

感染対策当院は手袋やコップ、エプロンなど可能な限りディスポーザブル(使い捨て)を徹底しています。

使用するミラーやピンセットは、滅菌パックに入れて、患者さまの前で開封いたします。
患者さまごとにセットします 

高性能顕微鏡(マイクロスコープ)による精度の高い治療

歯科治療では、肉眼では確認できないほどの細かい作業が必要とされます。たとえば、歯の根の治療(根管治療)などは、肉眼で見える部分に限度があるため、治療も難しいものとなります。

マイクロスコープ

しかし、高性能顕微鏡(マイクロスコープ)を使えば、肉眼では確認できなかった神経の入り口なども発見することができるので、精密で正確な治療ができます。

ミクロレベルの患部が確認できるマイクロスコープとは?

マイクロスコープマイクロスコープは、歯科用に開発された高精度の顕微鏡で、歯や口腔内を最大で20倍まで拡大して見ることができます。そのため、細かな歯のデコボコや隠れている根管といったミクロレベルの患部も確認することができ、より正確な治療が可能となります。

当院で使用するマイクロスコープは、眼科や脳外科手術などで使用されているのと同等の精度で、より安全で正確な治療に大きな力を発揮しています。

お口の中の様子は、患者さまも確認することができます

マイクロスコープマイクロスコープには、CCDカメラが搭載されています。そのため、お口の中を20倍に拡大して、患部の様子をモニターに写して患者さまに見てもらうことができます。

虫歯や根管の状態を患者さまご自身が見て確認することができるため、たとえば、どうしても抜歯が必要な状態であったとしても、お口の中の映像や静止画像を見ていただくことで、その理由を心から納得していただけると思います。

マイクロスコープによる治療について

当院では、さまざまな症例に対してマイクロスコープを役立てています。

虫歯の治療マイクロスコープ
マイクロスコープを使うことによって、小さな虫歯でも取り残しや削りすぎがなくなり、神経を傷つけるリスクもありません。また詰め物や被せ物を入れる際に隙間を作らないように切除面を細かく形成することができます。これにより治療後の再感染を防ぎます。

●虫歯になっている部分を確実に見極めることが可能
●歯を削る量を最小限にすることができる


根管治療
根管は細く、根と同じように複雑に分かれているため、肉眼で確認することが非常に難しいものでした。しかしマイクロスコープを使い、歯の内部を拡大することで患部の状態がはっきりとわかるため、治療の精度は高まり、確実な処置が可能となります。

●確実に治療の成功率がアップする
●歯を残せる可能性が向上する


審美治療
詰め物や被せ物を入れるとき、ミクロ単位の隙間が残ってしまうと、外れたり再び虫歯になってしまったりするなど、トラブルの恐れがあります。マイクロスコープを使用して細かな部分をチェックしていけば、より完成度の高い審美治療を実現することができます。

●完成度の高い美しい仕上がりを実現
●わずかな不適合部分も見逃さないため、長持ちさせることが可能


2012年6月29日 « トップへ » 2013年5月14日


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