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保険治療と自費治療はココが違います

保険治療は費用面の負担が少なくて、自費治療は高額。これが一般的なイメージだと思います。しかし、どこに違いがあるのか、みなさまはご存知でしょうか?

自費治療と保険治療の違い

歯科医療の保険診療報酬は、日本は欧米と比べて20分の1程度におさえられています。保険治療では決められた材料しか利用できません。治療方法も制限されます。そのため、質の高い材料を使ったり、じっくり時間と手間をかけたりすることが難しいのです。また、患者さまの状態によっては、十分な治療を保険内で行うことが難しい場合もあります。

自費治療の場合は費用が高くなりますが、使用できる材料に制約がなくなります。また治療に十分な時間と手間をかけることができます。

保険治療と自費治療の違いは材料や治療法のみだと考える方も多いのですが、実は「治療のていねいさ」に関わる部分も大きく違ってきてしまうのです。

型採りの違いについて

型採りの違いについて精度の高い治療を行うためには、正確な歯型を採る必要があります。このときに使用する素材は、保険治療と自費治療で異なります。

保険治療で使われている素材について
通常、保険治療で使われている素材は、食品の寒天と同じ海草からできています。寒天素材は性質上、時間の経過や少しの温度変化により変形しやすく、千切れやすいという欠点があります。安全な素材ですが、その分精度が悪くなるため、詰め物や被せ物に隙間や段差が生じることがあります。その結果また虫歯になり、詰め物が外れてしまったり歯周病が進行してしまったりといったリスクがあります。

自費治療で使われている素材について
自費治療で使われている素材は、シリコンを利用した型採りを行うことができます。シリコン素材は変形することがほとんどなく、千切れにくい素材です。さらに、その高い精度を、型を採った2~3日後でも保つことができます。

そのため、型を使って製作する詰め物や被せ物の適合精度が非常に高くなります。限りなく隙間のない補綴物を作ることができるため、保険治療と比較して、再治療のリスクを抑えることができます。結果として、自費治療の方が長持ちするといえます。

使用する材料の違いについて

使用する材料の違い療詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)は歯の一部として、常にお口に入っている物です。

材料に求められることは
●生体安定性のよさやアレルギー反応が少ないこと
●天然の歯に近い硬さを持ち、なるべく長期にわたり安定して利用できること

しかし正直なところ、保険で使用できる材料は、生体安定性やアレルギー対応、硬さなどの条件が十分に満たされているとはいいがたいのが現実です。

自費治療の特徴
●見た目が白く美しい
●プラークも付きにくい「セラミック素材」を使用できる
●土台部分にも、歯根が割れてしまうリスクが非常に少ない材料を使うことができる

接着剤などにも違いがあります
被せ物を歯に装着する接着剤には、さまざまな種類があります。保険治療で広く使用されている接着剤は、残念ながら長期間の使用で唾液により溶解されることがあります。そのため、被せ物が外れてしまったり、接着剤が溶けた隙間から細菌が入り込み、虫歯になってしまうケースもあります。

当院の自費治療では、より接着力が高く、耐久性が優れている接着剤を使用しています。こういった1つひとつの材料や処置の違いが、歯をより美しく長持ちさせるために、大きな役割を持っているのです。

技術や技工に時間をかけることができます

保険治療と自費治療当院で被せ物や詰め物といった補綴物の製作をお願いしている歯科技工士は、どの方も優れた技術を持っています。しかし、保険適応の補綴物を作る場合は、ある程度の時間内で製作せざるを得ません。

それに比べて自費治療の被せ物の場合は、手間をかけてていねいに作ることができます。その分費用も高くなりますが、結果として質が高く変形の少ない材料を用いて作業することが可能ですし、精度の高い治療を行うことができます。

また当院では、精密な自費の補綴物の場合は、より信頼できる技術力の高い技工士に依頼しています。

保険治療と自費治療の違いは、"費用"や"銀歯と白い歯"などの差だけではない
噛むという機能面はもちろん、見た目のよさという審美面においても、治療結果が長持ちする自費治療と保険治療とでは大きな差が出てきます。みなさまも、ぜひ価格だけにとらわれず、将来的な歯の健康や美しさを考慮して、治療をお選びください。


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