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歯の修理(治療)は3回までが限度です
「治療をしたはずの歯が、何度も虫歯になってしまう」という方、治療をすればするほど虫歯になるリスクが高まることを知っていますか?歯の修理(治療)は3~4回までが限度です。治療を続けると歯はどんどん弱ってしまいます。
「虫歯になったら保険で安く治療できるのに、お金を払ってまで予防をするのはちょっと...」
このような考え方をしていませんか?虫歯や歯周病になってしまってから歯磨きをきちんとするということは、高血圧になってから塩分を控えるのと同じことです。取り返しのつかない病気にならないために、生活習慣を見直したり人間ドックを受けたりするのと同じように、お口の中に関しても「病気を予防する」という意識を持つことが大切です。
「予防歯科」では、これまでの「痛くなったら歯科医院に行って治療してもらう」という考え方はありません。「歯科医院と協力して、自分の歯を一生保つために通う」という考え方に変えてもらうことが必要です。
世界の常識、日本の非常識
世界では予防のために、定期検診に通う人は80%以上、それに比べて日本はたったの3%です。この数字は何を意味しているでしょうか?わかりやすい例を挙げます。
80歳になったとき、アメリカ人は平均15本の歯が残っています。日本人は平均7本しか歯が残っていません。スウェーデンでは75歳の人で、平均約20本も歯が残っているのです。日本人の高齢者の歯の残存率は、ヨーロッパやアメリカに比べるととても低いのは事実です。
予防の重要性
●痛いときだけ歯科医院へ行くのは日本人だけです
●治療すればするほど虫歯や歯周病になりやすいのです
●失った歯は二度と戻りません
●歯は何回もの治療には耐えられません
●歯は治療しているのではなく修理をしているのです
●世界では治療よりも予防重視で、日本は30年も遅れをとっています
●フッ素だけでは予防になりません
予防といっても、どのようなことをすればいいの?
多くの方は「予防」といわれてもピンときませんよね?
虫歯や歯周病はバイ菌やウイルスによる感染症です。予防するためには、バイ菌の巣である歯石やバイオフィルムを取り除く必要があります。
虫歯にならないために、歯周病にならないために
日々の歯磨きは非常に有効ですが、こびりついた汚れを完全に落としきることはできません。歯科医院で行うクリーニングは、歯ブラシでは落とせない汚れをしっかり取り除くことができます。そして、歯ぐきの中に隠れた歯石やプラーク(歯垢)を除去することが、さまざまなトラブルを未然に防ぐことにつながります。
まずは、3か月ごとの定期検診でよい状態を保つ
治療した歯の状態を長くよく保つためには、メンテナンスが不可欠です。当院では専任の歯科衛生士が患者さまのお口の状態をチェックしながら、クリーニングを行います。ユニット(診察台)も予防専用の物を揃えています。日頃から衛生士は虫歯や歯周病の予防についてきちんと勉強し、知識や技術の向上に努めています。みなさまの治療後のお口の健康を責任持って支えていきます。
まずは、治療終了後の定期検診をきちんと受けることから始めましょう。
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