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定期的なメンテナンスが重要です

定期的なメンテナンスが重要

歯周病菌が感染する可能性は、お口の中を清潔に保つことで低くなります。普段のブラッシングの精度を上げることはもちろん大切です。

スケーリングやPMTCなどを定期的に受けましょう
普段の歯磨きでは難しい、歯石や歯周ポケットの中の汚れを取り除くスケーリングやバイオフィルムを除去するPMTCなどの治療を定期的に受けていただくことを、当院ではおすすめしています。

また、歯周病菌に感染していないか、お口の中が感染しやすい環境になっていないかといった口腔環境のチェックを定期的な検診で行うことも必要です。

歯周病の進行具合について

軽度歯周病軽度歯周病
歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)や歯石が溜まり、細菌が繁殖している状態。歯肉に炎症が起きているため、腫れや出血がみられます。

●ブラッシング指導を受けて、的確な歯磨きを行う
●1~2回程度のクリーニングで改善を目指す

中度歯周病中度歯周病
歯周ポケットが深くなると、骨の後退が徐々に進み歯がぐらつき始めます。口臭や出血もひどくなり、歯石の付着が目立ちます。

●歯周ポケットの奥に付着している歯石を除去
●歯周ポケットの深さが4mm以上の場合は歯周外科を適応

重度歯周病重度歯周病
歯肉が化膿によって真っ赤に腫れ、骨が破壊されて、歯がグラグラと大きく動くようになった状態です。

●重度の場合は歯周外科で対応
●保存ができないと判断された場合は抜歯

歯周病の治療方法について

歯周病の治療患者さまの状態に合わせ、歯周病の治療に有効なさまざまな方法をご提案いたします。

【歯肉切除】
歯肉の腫れがひどいときなどに行い、歯周病の悪化を防ぐために不要な歯肉を切除して縫合します。手術は比較的簡単で、短時間で行うことが可能です。

【歯周ポケット掻爬(そうは)術】
歯周ポケットを浅くする手術です。歯肉に麻酔をして、歯周ポケットの奥の歯石やプラークを除去し、深い歯周ポケットを浅くし、プラークが溜まりにくい環境を作ります。歯周ポケットの深さが3~5mm程度の比較的軽症の場合に行います。

【フラップ法(Fop)】
歯肉を切開して歯槽骨から剥離し、露出した歯根に付着したプラークや歯石を除去します。歯槽骨の清掃やダメージを受けた歯肉組織の除去なども必要に応じて行うことで、歯肉を元の状態に戻します。

【再生治療】重度の歯周病でも抜歯せずに治療する

再生治療重度の歯周病になると「抜歯して入れ歯」が一般的な治療法です。しかし、歯を残したいと願う患者さまのために、当院では失われてしまった骨を再生させる「再生治療」を行っています。

これらの方法は非常に高度な治療技術を要するため、歯科医師なら誰でもできるという治療ではありませんが、当院院長は、JIADSの再生療法コースを修了しております。どうぞご安心して治療のご相談にお越しください。

GTR(骨再生誘導法)
歯周病によって失われた骨の部分に、医療用のゴアテックスの皮膜を被せ、骨を再生させる治療方法です。まず、歯周ポケットの汚れを取り除き、歯肉の入り込みを防ぐために、メンブレン(特殊な人工膜)を入れます。これにより歯槽骨や歯根膜が回復するスペースが保持されます。歯肉が再生すると歯槽骨もゆっくりと回復し始めます。歯肉が再生したら、メンブレンを再手術して取り除きます。

◎広範囲での再生が必要な方に最適

エムドゲイン(歯周組織再生誘導材料Emdogain)
欧米人に比べて日本人の歯肉は薄いため、GTR法の手術が難しい場合があります。そこで、これに代わる治療法として研究・開発されたのが、エムドゲイン法です。治療方法は、歯周ポケット内部の汚れや細菌を取り除き、エムドゲインゲルを注入し、歯周組織を再生させます。1回の治療で効果が現れ、再手術の必要はありません。

◎再生できる範囲が狭まるため、広範囲での再生には適さない

エムドゲインとは?
スウェーデンのビオラ社で開発された、子どもの成長期には欠かせないたんぱく質の一種。感染症などの報告もなく、安全で治療効果が高いとされ、世界中に普及しています。


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